「ごめんね。覚えてない…」


なんでこんなこと覚えてないんだろう…


バカみたい。


どんだけ記憶力悪いんだろう。





「いや。いいよ。お前の記憶力悪さ十分知ってるし。」


「ちょっと~!!!」



何歩か歩いたあと、優ちゃんは



「じゃぁあの時約束したことも覚えてないんだろうな。」


そう言った。


「え?」


「なんでもねーよ!」

そう言って優ちゃんは入場門に並んだ。