七穂の家は、結構近かった。 5分ちょっとの距離にあった。 その家は完全に団地ってカンジで、ボロくて、所々にヒビが入っていた。 中に入ると、階段があった。 薄暗くて、電気がついたり消えたりしている。 くもの巣もたくさんある。 (気持ちわる・・・。) そう思って階段を上がると、『ゆめみや』という、平仮名で書いた字が見えた。 ----------ここだ。 俺はチャイムを鳴らした。 ブーーーーーー という、音がした。 20秒ぐらい待たせれただろう。 ドアノブが回転した。