「おばさん、お久しぶりです。」


俺は頭をペコっと下げた。


「んも~~~ッ相変わらずいい子なんだからぁ~~!

      でも、あんな泣き虫だったりっくんがねー、

    ひとりで、飛行機に乗ってくるなんて」



「もう、高3ですから。」



俺はサラッといい流した。



「やっぱ、無愛想だな~~。

    でも、おっきくなったね。

  前までは、あたしよりずーっと低かったのにねッ」



「そりゃ、10年たってますから。」



「・・・そりゃそうよね。」



おばさんは一人で大笑いしていた。