「野々村駅------------。
野々村駅でございます。」
『野々村駅・・・・・・・。』
俺は我にかえって、電車を降りた。
この駅はなんも変わってない。
あの日のように、ボロボロで、俺以外、客はいない。
----------------七穂・・・・。
あいつは今どうしてるんだろ。
俺は母親が渡した地図をチラッとみた。
でも、こんなもん、見なくてもすぐわかる。
足早に、駅の階段をおり、いくつもの坂道を歩く。
とちゅうで海が見えた。
毎日七穂と遊んだ海。
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