ピンポーンッ やべっ‥雪だ 体が動かねぇ‥… ふらふらになりながらも立ち上がり ドアの鍵を開けた 光が差し込み、そこには雪がいた 気がついたらベッドの中だった おでこには冷えピタ 服も着替えていた 勢いよく起き上がり雪を探した 台所に雪がいた 俺の視線に気づき 雪はこっちを見て「バーカ」と言って笑った 雪が作ったお粥は今まで食べた中で 一番おいしかった 何も言わず俺の熱が下がるまで 傍にいてくれたんだ 心が温まるよ