凌>>>
「なあ・・・・雪?」
雪>>>
「んー?」
雪は草をちぎりながら何?という顔をした
凌>>>
「雪ってなんで自分のこと話さねーの?」
雪>>>
「・・・・・。
別にくだらない話だし
話してもつまらないだけだから」
凌>>>
「そっか。
俺はもっと雪のこと知りたい
だから雪の過去教えてくれないか?」
雪>>>
「勘弁してよ 笑」
と言って困った顔をして雪は笑った
凌>>>
「何を抱えてるんだ?」
雪は動揺した
俺も動揺している雪を見て動揺した
雪は俺にこう言った
雪>>>
「私はきっと悪魔だと思う
普通の人より心が半分ないと思うんだ
人を好きになるって
どんな気持ちかも忘れちゃった」
俺はこんな返しがくるとは想像もしていなかった
なんて言ったらいいだろう
雪のあの言葉にすごい衝撃を
受けたことだけが記憶に残ってる
俺は気づいたら雪を抱きしめていた
「苦しい、離せ」
という雪の言葉を無視して
