泣き腫らした目を擦りながら、 とぼとぼ待合わせ場所に向かう。 「あっ紗緒ー!!おっはよ♪」 「遥ちゃん‥おはよ」 「え‥っ、どうかした?紗緒 何かあった??」 一気に喋ると泣きそうだったから、 少しずつ話した。 「‥それでね、亮が‥」 「うんうん、ゆっくりでいーよ」 遥ちゃんは学校に着くまで、 優しく聞いてくれた。