もう、言い訳とか弁解は 完全に出来なくなった。 「 ‥なんでなの? お兄ちゃん、ずっと私だけ 見ててくれたよね? キスとかしてなかったけど、 いっぱい色んな事喋って、 手繋いで歩いて、 二人で笑って、 いつもの、それが‥すっごく、 私には‥ 嬉し‥いことなの‥」 藍加が、泣きながら話す。 「なんで、‥いまさら 離れていっちゃおーとするの‥ ?‥グスッ」 ‥辛くなる。