突然、紗緒が叫んだ。 「‥どしたー?」 「ごめん亮待ってて! 昼ご飯の材料足りないから 買ってくるねっ! すぐ戻るから!!」 私服に着替えた紗緒は 財布だけ掴んで、 家を飛び出した。 ‥普通他人に家預けて外出るか? でも、俺は信用されてるみたいで ちょっと嬉しかった。