3方向に分かれて逃げる事にした。

3人は追いかけられる事になれてるらしいから何だか楽しそう。
気のせいかな?
しかも、速いし。

私と蓮の方向には颯太くんが追いかけてきた。

し、しんどい・・・。
速いよ。てか颯太くんも全くバテてないし間の距離が縮んできた。


路地裏に逃げたときだ。

「えっ・・。」

グイッ!


颯太くんに手を掴まれた。

「見ただろ?」

そのときの颯太くんの顔は今まで見た事ない位に怖い顔してた。


「見た。」