「いやって言ってんだから、離してよ。その子の手。」
「別に無理やりじゃないじゃん。」
「相手がイヤと思ってたら無理やりって言うの!」

日本語も通じないのかコイツらは。

「走るよ!」

夢歩ちゃんの手握って、相手の手振り払って全速力で走った。

「調子乗ってんじゃねーよ!」
って声が聞こえたけど、バカでしょ。
アイツら。

「大丈夫?」
「ごめんなさい。また助けてもらちゃって・・・。」
「そんなの別にいいよ。」
「いっつも私、変な人に絡まれて・・・。」

だって萌~って感じだもんね。