蓮は自信満々にそう言い切ってる。
よほど、2人のこと信用してるんだな。って普通に思った。

「そうだよね。私もいるし。」
「自分で言うなよなー。」

ケンカ前なのにすごいほのぼのしてる。

「ここだ。」

目の前には古臭くて誰も来ないような倉庫があった。

「中に入るぞ。」
「おお。」

ギィー
重たいドアがゆっくり開いた。

「まってたぜ。蓮。」

リーダーらしき人は高校生とは思えない顔つきをしていた。

「ねえ、あの人、ホントに高校生?」
「みえねーよな。」

「なんだ。お前らずいぶん余裕こいてんじゃねーか。お前ら3人でしかも女を連れてくるとはな。」
「お前らにはこれだけでじゅうぶんなんだよ。」