「私も行くの?」
「当たり前でしょ。何のための勉強なの?」
「いや、だっていきなり乗り込むって・・・。」
「大丈夫だよ。最初は話で解決しようとするからね。」

そうだよね・・・。
いきなり殴り合いはちょっと・・。

「でもこっちの話を聞かないのならそれなりのことをしないとね。」

うわー。
黒ッ!!黒いよ。お父さん!!

「これも自分の仲間を助けるためにも必要なことなんだ。
愛莉もいずれ分かるよ。」
「うん・・・。」

そうだ。
この世界は話だけで通用する世界じゃない。
相手が理不尽なら牙をむくことも
覚えなきゃならないんだ・・・。

「組長!!そろそろお時間です。」
「そう?じゃあ行くよ。」
「はい!!」

お父さんは信頼されてるなー。
私もこんな信頼される人になれるだろうか・・・。