「やだ!ほんとじゃない!みんな体育館シューズ持って体育館に行きなさい!!」
時計が示す時刻にオーバーリアクションで驚いた先生が、大慌てで指示を出す。
おかげであたしたちは、体育館まで走るハメに。
「走るの嫌ーーっ!!!」
「自分がセンセーに勝手に絡んだからやろ!!わがままゆうんやない!!」
走りながら、涼が陽に説教してる。
そんな2人を横目に、あたしと尚も走る。
「尚、意外と足速いね」
隣の尚に声をかけると
「え?意外かなぁ…?」
キョトンとした顔のまま、相変わらずのハイスピードで尚は走る。
必死に走ったものの、陽が間に合わなかったのは言うまでもない。


