涼ちゃんが差し出した手を、あたしと陽が交互に握る。
それから尚ちゃんとも握手。
「うちと尚、二人の後ろの席やねんで」
ニッと笑った涼ちゃんの言葉に、再び座席表に目を向けると、そこには確かに
野々山 椎
藤岡 陽
星野 涼
間梨 尚
綺麗に並んだ4人の名前。
「ほんとだっ!えーっと、涼と尚、でいー?陽と椎でいいからさっ」
きゃあきゃあはしゃぐ陽に、涼と尚が優しく笑う。
「ええよ〜!陽と椎な」
涼はどうやら関西弁のよう。
165センチはありそうな高い身長に、斜め分けの前髪とショートカットが、すごく元気そうな印象だ。
ブラウスの上にそのままブレザーを着て、ネクタイもリボンも付けてないあたりも、暑がりなのか、元気な子なんだろうなって気がする。


