陽によると、あたし達は1年4組。
校舎に入り、早速自分達のクラスへと向かう。
「てか、4階って遠くない!?」
階段を上っていたら、2階あたりからダラダラと歩き出した陽。
「もしかして、運動苦手?」
笑いをこらえながら、いつのまにか5段も後ろにいる陽に声をかける。
怠そうな陽は案の定
「大っ嫌いー………」
むくれながらため息をついた。
「…しょうがないなー。 はいっ」
「へ?」
あたしが差し出した手に、陽は目を丸くする。
「ほら、行くよ?」
おいで?と手で彼女を招くと
「……っ、椎ー!!!」
一気にあたしの横まで駆け上がってきた陽は、差し出した手をギュッと握り
あたし達はそのまま、手を繋いで4階へ向かった。


