――数分後。 「しーいーーっ!」 人混みの中から猛ダッシュで出て来た陽は、 「ちょっ、ストっ……!」 「クラスおんなじ〜!!!!」 その勢いのまま、ガバりとあたしに抱き着いた。 「ね!どうしよ!すっごい嬉しい!!」 あたしに抱き着いたままぴょんぴょんと跳ねる陽。 正直、迷惑極まりないっちゃ極まりないんだけど…… 満面の笑みでこんなに嬉しそうにしてくれて、悪い気はしないし 何より陽は、憎めない可愛いさを持ってるから 「……あたしも嬉しい」 素直にそう言えた。