1時間半並んで、やっとお参りが出来た。


カランカラン♪
鈴をならし、お参り。。


―夢人とずっと一緒にいられますように。


私の願いは、それしかなかった。。


「ねぇ、夢人は何を願ったの?」


「内緒♪」


「ブー。」

「怒らない怒らない。。」


「あ、おみくじ引かない?」

「ぃいよ。でも美空、お金貸してくんない?」


は!?
まさか、100円もないの?

お金の貸し借りは親に禁じられていたが、100円ならぃいかと、貸した。