「こんなにちっちゃい写真立て、何に使うの?」


「ん??さっきプリクラ撮ったぢゃん?それを入れて、車に飾って、いつでも美空を見れるようにするんだょ。」


私は途端に顔が赤くなった。


「美空の分も買ってあげたいけど、色違いしかねぇな。ぃい?」


「いいの?」

「ぃいよ♪ぢゃ美空は女だから、オレンジでぃいか?」

「ぃいょ♪ぁりがとう。」

「おぅ。」


そう言って彼は、レジにむかった。

彼のは、白にラメが入ったやつだった。

買って直ぐに車に戻り、写真を入れた。


「お、可愛いぢゃん♪」

「だね♪」


「俺達マヂで、幸せそうに笑ってんな。」

「うん。」


私達は、幸せだった。