次の日。
やっぱりあたしは学校帰りに
病院の屋上に来た。
でも
ツバサに会いにきたわけじゃない。
あたしの日課。
時間つぶし。
今日は
ちょっと曇り空だけど
あたしはそんな空も好き。
雲は全然ないよりも
あった方がいい。絶対に。
その方がおもしろい。
変化がわかりやすいから。
ボーッと空を見ていると
あたしの隣に
ドカッと誰かが座った。
「よっ!
夢見る少女!」
振り向くと
ツバサがいた。
「今日は晴れてねーぞ」
「雨以外なら毎日くるの」
「そっか」
ツバサも空を見上げた。
しばらくふたりで
黙って空を見上げていた。
先に口を開いたのは
ツバサだった。
「おまえ飲み物とか
持ってねーの?」
「えっ…あぁ確か…」
鞄をゴソゴソして
あたしはペットボトルの緑茶を
ツバサに差し出した。
「サンキュー
喉渇いてたんだ」
あたしの飲みかけなのに
ツバサは気にせず
ゴクゴク飲んだ。
やっぱりあたしは学校帰りに
病院の屋上に来た。
でも
ツバサに会いにきたわけじゃない。
あたしの日課。
時間つぶし。
今日は
ちょっと曇り空だけど
あたしはそんな空も好き。
雲は全然ないよりも
あった方がいい。絶対に。
その方がおもしろい。
変化がわかりやすいから。
ボーッと空を見ていると
あたしの隣に
ドカッと誰かが座った。
「よっ!
夢見る少女!」
振り向くと
ツバサがいた。
「今日は晴れてねーぞ」
「雨以外なら毎日くるの」
「そっか」
ツバサも空を見上げた。
しばらくふたりで
黙って空を見上げていた。
先に口を開いたのは
ツバサだった。
「おまえ飲み物とか
持ってねーの?」
「えっ…あぁ確か…」
鞄をゴソゴソして
あたしはペットボトルの緑茶を
ツバサに差し出した。
「サンキュー
喉渇いてたんだ」
あたしの飲みかけなのに
ツバサは気にせず
ゴクゴク飲んだ。


