和風の一戸建て住宅の玄関で、此処梨 聖河は驚愕の表情で客人を見ていた。
面長形の顔に映える青みがかった髪は風にそよりと靡き、黒い瞳は限界近くまで拡張されている。
「おまえは……」
「お久しぶりです、聖河さん。」
対する客人は、再会を喜んでいるようににこりと笑う。
精悍な顔と白に近い灰色の短い髪、黒い瞳を持つ青年で歳はまだ十代半ばほどに見える。
首には、聖河と同じデザインのクロスチョーカーがかけらていた。
「聖河、客は誰だ?セールスや新聞の勧誘だったらさっさと追い返……」
家の奥から出てきた白髪混じりの黒髪を持つ中年男性が、青年の姿を見てハッと息を呑む。

