そんな彼女を見て、柚枝と梓は困ったように顔を見合わせる。
「梓ちゃん……」
「わかってる。」
梓は何か理解したように頷くと、郁に向き直った。
「郁……明後日の土曜日、私の家に泊まりに来ない?柚枝と三人でガールズトークしよう。」
「そ、そうしよう!梓ちゃんの部屋広いし、ゆっくり話せば郁ちゃんの気持ちも軽くなるかもしれないよ!」
梓の提案と柚枝の後押しの言葉を受けて、郁は顔を上げて弱々しく微笑む。
「梓はん……柚枝はん……おおきにな。せっかくやから、好意に甘えさせてもらうわ……。」
「うん。柳兄には、私から言っとくから。ダメだとは言わないと思うけど、無理矢理にでも押し通すから安心して。」
「梓ちゃんに睨まれたら、妹思いの柳都兄さんは断れないよ。」
冗談めかして言う梓と柚枝の態度に、アハハと声を上げて笑う郁だった……。

