「オレ……梓はんと聖河はんのことを、火槌はんに相談したんや。いや、相談言うてもオレから話したんちゃうで!火槌はんにはめられて仕方なくや!」
「強調しなくても、郁に悪気が無いことはわかるから。……それで?」
「あー、梓はんと聖河はんは迷惑や思うかもしれへんけど、火槌はんと共同戦線張ったんや。結果は、上手く行ったみたいで安心したけどな。」
「……おかげさまでね。」
梓は小声で言って、頬をほんのり赤くして目を逸らした。
なになにと柚枝が二人の間に割って入る。
「梓ちゃんと聖河君、付き合うことになったの?郁ちゃんと火槌君がキューピッド役?うちだけ除け者なんてずーるーい!」
「こ、今度、柚枝にも話すから……。今は、私のことより郁の話を聞こうよ。」
柚枝はブーと口を膨らましたが、空気を読んでそれ以上の追及はしなかった。

