「里亜の、そばにいるってなに?」 朗慈が、手をつないだまま わたしの顔を見ずに聞いた。 「好きな人がいるなんて、やだ・・・・・・! 里亜のことぉ、すきになってぇー・・・・・っく」 しゃくりまじりに、わたしは言った。 朗慈のそばに、いられないのも・・・・・・ 朗慈のそばに、わたしがいないのも・・・・・・ 考えられないよ! _