「俺、好きなやついるから・・・・・・」 朗慈が、すっと立ち上がって言った。 やだ・・・・・・。 なにか 言い返さないと・・・・・・! このままじゃっ! 本当に、朗慈のそばに、いられなくなる・・・・・・? 「だから、里亜が俺のそばにいるの迷惑。 誤解されたくないし・・・・・」 朗慈は、独り言のようにつぶやくように言った。 ゆっくり、階段をおりはじめる。 ひとりで・・・・・・ わたしを見ずに・・・・・・ _