「ほらな。やっぱり、言い返した」 そう言いながら、 朗慈はわたしから パッとはなれて、立ち上がった。 急に、朗慈のぬくもりが消えちゃって 取り残されたような寂しさがあるけど・・・・・・ 震えは、とまってる。 ただ、今・・・・・・ 別のどきどき 緊張感・・・・・・ わたしの体をぎこちなくさせてる。 どくどくって、 心臓がはやい。 朗慈から・・・・・・ はじめて抱きしめてもらえた。 こんな時だったけど・・・・・・ 同情だとしても―― わたし。 うれしいもん・・・・・・! _