*キミに依存症*〜わたしの幼なじみ王子さま〜

仕方ない。




話し




聞かないと
終わりそうにないし・・・・・・




「なあに?」





何の用か知りながら、わたしは、白々しく聞いた。




『朗慈くんに、つきまとわないでよ!』


『むかつくのよ! あんた』


『ただの幼なじみのくせに、べたべたしてんじゃねーよ』



『幼なじみだからって、調子のってるよね』



『最低』




五人は、溢れ出す感情を一気にまくしたてた。




一斉に。




たまっていたものが、吹き出してくるみたい。




さすがに、ちびっと



へこみそう




だけどっ



朗慈は王子さま!




そばにいるためなら

だれにも負けないもんっ!




キッ!!




わたしは、真っ直ぐ



目の前の女子をにらんだ。







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