*キミに依存症*〜わたしの幼なじみ王子さま〜

グラウンドの砂が
顔にひっつく。




口の中にも、
ちょっと入ったかも・・・・・・




どうしよ・・・・・・




起き上がりたくない。




笑いもなければ、
ヤジもなく。




しーんと静まりかえってる。




泣きだい。




恥ずかしい!





――キーンコンカンコン。





チャイム!!




空から、降ってくるように授業を終わる合図がなった。




助かった・・・・・・




かな?





「里亜、なにやってんだよ?」




ぐわぁーん!




起きあがろうとした

わたしのところ。




聞き慣れた



甘い



低いかすれた声。




はぅ!!







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