*キミに依存症*〜わたしの幼なじみ王子さま〜

横を見上げると・・・・・・







ありゃ〜・・・・・・




先生のひくつく顔・・・・・・




わたしの真横に、
立っている。




いつの間に・・・・・・?




「そうか、そうか。そんなに、一年の女子が、うらやましいのか?
うん、うん」





先生は、穏やかな口調だけど、
怒ってることがわかる。




きっと


ずっと


わたしの名前を呼んでたんだ・・・・・・。





「しぇ、しぇんせい・・・・・・?」





にこ。





先生も、わたしも
ひきつる




愛想笑い。




ほんとに、しまった。




とっくに、授業中だった!




ぽん。





わたしの肩に置かれた先生の手が、こわい。





「一緒に走ってこい?」





先生は、さわやかにそう言った。








_