でもね!




ぜったい




朗慈ならこう思ってるはず!




「『はあ〜? 王子じゃねえし。てか、うるさい』」




朗慈の似てない

口まね。




「なに言ってんの?朗慈くんの声でも聞こえんの?
ここ、三階だけど」




ばっちり聞いていたキョンちゃんの鋭い返し。




「はぅ。朗慈が、王子さまみたいじゃなかったらいいのに……」




わたしは、窓にへばりつきながら言った。




誰にも注目されたくない。




わたしだけ、みていられたら・・・・・・。







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