学校にあっと言う間につくと・・・・・・




朗慈といやいや、
わかれて、お互いの教室に入る。





「こらっ、里亜!
また、嫌な女だって、うわさになってるよ!」





仁王立ちで、わたしをむかえるのは友だちのキョンちゃん。



怒ってるキョンちゃんを自分の窓側の席に座りながら、見上げた。




背が高くて、


ほっそりしていて、

モデル体型。




ショートの黒髪が、カッコいいくらい似合ってる。




女子からも大人気!



わたしの自慢の友だち。




「しっ知らないもん」




わたしは、しらを切ってそっぽをむく。



言いたい人には勝手に言わせとけ




だあ




「知らなくない!
朗慈くんは、みんなの王子なんだからね!
里亜が幼なじみだって、みんな、知ってるけど、彼女じゃないんだから!
あんまり、べたつかない方がいい!」





キョンちゃんは、びしっと決めゼリフのように言った。







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