「なに?」 朗慈は、足を止めて彼女と一定の距離を保ったまま 冷たい返しをした。 いつもと変わらない ほっ。 ほかの子には、優しいじゃいや。 だけど ほかの子とも、変わらないのも…… やだな…… 可愛らしいその子は、朗慈にべったりなわたしをちらちらと見てきた。 「こいつなら、気にしないで」 それにすぐに気付く朗慈が言った。 ……きゅぅん かばわれた感じで、嬉しい! _