「ばっちり聞いたよ。 よかったね。 里亜・・・・・・・」 キョンちゃんは、優しく言ってくれた。 「うん!!」 わたしは、完全にいつもの調子をとりもどしてうなずいた。 「じゃ、あたし、帰るから・・・・・・ 朗慈くん。 里亜をよろしくね。 里亜・・・・・・ また明日――」 キョンちゃんが、笑って手を振った。 「うん!またね!」 キョンちゃんにも、嬉しい言葉を言われ・・・・・・ 言えた。 どん底だと思っていたのに、今。 わたしは、有頂天! _