「なんで?どういう意味? 友だちじゃなく、好きって、なに?」 わたしは、朗慈を横から揺すりながら、聞いた。 「里亜・・・・・・ ほんっとに、わかんないわけ・・・・・・?」 朗慈が、横目でわたしをのぞき込むように言った。 わたしは、黙ってうなずく。 「はあ〜、鈍感」 「なっ!なんでよー?」 わたしはちょっと、朗慈に顔を近づけて言った。 朗慈の表情をよく見たいと思った。 _