未来のない優しさ

沸々と高まるマイナスの感情に体全体が溺れてしまいそうになる。

体の疲れとの相乗効果なのか、前向きに気持ちを盛り上げる気力も発揮出来ず…。
一通りの苦しみなら経験している私にも、健吾絡みだと経験なんて役に立たない…。

思わず浮かぶ苦笑い。

信じてるし…。
離れないし…。

とりあえず、自分を励ます言葉を心の中で繰り返して。

お風呂でゆっくりしよう。

ぼんやりしたままお風呂に向かおうとした時、傍らの携帯が鳴った。

…メール?

見ると、健吾から。
慌てていたのか、

【野崎 柚になるまであと 二日。
名前と愛をやるから
ずっと笑ってろ】

なんて短い…。

あっさりと終わっているメールを何度も読み返した。
じわじわと口角があがって、寂しい気持ちが一掃されていく。