かなりの衝撃を受けつつも…私も周りを気にして小さな声で問い返した。

こんな時間に華穂が来てるって…
単なる先輩後輩以上の関係だよね…。
あ…そういえば、既に二人は共に夜を過ごしたって言ってたっけ…。

｢俺は、付き合いたいって言ってるんですけど…。
華穂さんは、まだ大和さをに心残してるから無理って言ってます｣

少し悲しげな目を向けられて、私も心が沈んでいく。

｢じゃ、何でこんな時間に｣

｢あぁ…。とりあえず、俺を知ってもらいたくて。
週末一緒に過ごして欲しいって頼んだんです。
ついでに春井に引っ越す準備も手伝ってくれてるんです｣

｢そっか…。
本当に、惚れてるね…。
華穂にメロメロだ…｣