「結構まじで孝太郎に見とれてただろ」
ほっぺが解放されてほっとした私の耳元に聞こえてくる低い声にびくっとなる。
「…やっぱりばれてた?
っていうか格好良かったよね…。
気付いてなくてごめんって感じ」
「はぁっ?」
声と同時に腕の力が強くなって身動きがとれない。
「孝太郎って仕事はかなりできて、将来有望で。
春井にも私の代わりに行くし…。
でも、何を考えてるのかわかんないとこあって。
本音をあんなにぶつけてるの見たの初めてだからときめいたな…。
華穂だって同じだよ、
きっと」
「ふーん」
不機嫌な気持ちを隠そうともしない健吾は、私の首を吸い上げて甘い痛みを与える。
「ちょっ…見えるとまずいよ…」
「ふん。誰にときめいたって、柚にこうするのは俺だけだし。
人気右肩上がりなんだろ?
油断できないし…」
ほっぺが解放されてほっとした私の耳元に聞こえてくる低い声にびくっとなる。
「…やっぱりばれてた?
っていうか格好良かったよね…。
気付いてなくてごめんって感じ」
「はぁっ?」
声と同時に腕の力が強くなって身動きがとれない。
「孝太郎って仕事はかなりできて、将来有望で。
春井にも私の代わりに行くし…。
でも、何を考えてるのかわかんないとこあって。
本音をあんなにぶつけてるの見たの初めてだからときめいたな…。
華穂だって同じだよ、
きっと」
「ふーん」
不機嫌な気持ちを隠そうともしない健吾は、私の首を吸い上げて甘い痛みを与える。
「ちょっ…見えるとまずいよ…」
「ふん。誰にときめいたって、柚にこうするのは俺だけだし。
人気右肩上がりなんだろ?
油断できないし…」

