未来のない優しさ

「健吾の方が…やばいんじゃない?
私は大丈夫だか…」

「大丈夫大丈夫ってうるさいっ」

え…?

突然の大きな声に私の言葉は途切れる…。

「健吾…?」

ぐっと私の顎を掴んで自分の顔の前に向けた健吾は…かなり怒っている…?

今まで見た事のない厳しい目を向けられて、それまでマスコミに対して震えていた心が一瞬で落ち着く…。

健吾…。

「俺に何も言わずに抱えるなよ。
笑うなよ。

もっと…泣きついてこいよ」

「…」

「マスコミだけじゃない。
つらい事は俺にもぶちまけろよ。

頼むから…隠し事はやめろ…」