「もしもし、プレジデントですか?エンペラー陸奥でーす。いま日本に、動物をポコポコする悪い女がいるのです。軍隊を派遣してもらえませんか?」
「オー陸奥サーン。コレ、コレクトコールデスカ?困リマース」
「プレジデント、悪いおなごを退治したいのです。どうかお願いします」
「エー、ソンナコト言ワレテモ・・・」
「動物に優しいところ見せておけば、好感度があがりますよー」
「ウーン、ソコ突カレルト弱インダナァ。分カリマシタ、ジャア、ナントカシマショ。アメリカ軍ダケデハ角ガタツノデ、国連軍デ行キマス。艦隊ノヒトツモ派遣スレバイイデスカ?」
「ありがとうございまーす。いやー、ほんと助かりますよー」
「イエイエ。デハ、ゴ武運ヲ。ジークアニマル」
「はいはい、ジークアニマル」
陸奥は電話を切ると、
「もうすぐ国連軍が攻めてくるから」
と静子に向き直った。