alter ego~君と僕~

「実は、ボクが本当に悩んでいるのは、ふられたからではないんです」



ボクが、ではないんだけどなぁ。



「本当は、どうして?」

「実は…」

「うん」





「凜さんを好きになってしまったんです!」





凜は絶句した。



ふふふ。驚いているかな?

まあ、遥日は凜さんが気に入っているみたいだし、嘘にはならないだろう。

ふふふ。





「凜さん?」



今度は凜さんが黙ったか。



「凜さん?」



凜は席を立った。



「わ、私、仕事に戻るね」

「あ、はい。お時間とらせて、すみませんでした」



凜は奥に下がった。





…さて。

そろそろ、身体を返すかな。