alter ego~君と僕~

「例えば君のクローンが居たとしよう」



マルゲリータを完食。



「それは、君か?」



サラダの皿を引き寄せる。



「違う。それは、君じゃない。あくまでも、君のクローンだ」



残るはトマトのみ。


「それと同じさ。同種ではあるが、同一ではない」

「はるはる、トマト嫌い?」

「はい…、ちょっと」



凜は溜息をついた。



「ダメだよ、育ち盛りなんだし、食べなきゃ」

「…はい」



トマトを口に入れた。