alter ego~君と僕~

航くんは、今日から停学なんだなぁ。

まあ、会えないのは学校だけか。



「春日遥日さん?」



声に振り返ると、黒いロングストレートの女の子がいた。



「はい。わたしは遥日ですけど」

「私は同じ一年の高杉です。

…前学期は、いろいろと大変でしたね」

「はぁ…」



わたしに何か、用事かな?



「今何か、困っている事は無いかしら?」

「い、いえ…。もう、大丈夫です…」



高杉さんは、優しげに微笑んだ。



「そう。何か有ったら、放送部に来てね」

「はい…」



そう言って、高杉さんは去って行った。






そうだ。わたしはもう、大丈夫だ。





メイルは消えた。もういない。





でも、わたしと一緒にいる。





わたしは、ここにいる。





あなたは、そこにいますか?