alter ego~君と僕~

「俺がもっと強かったら、お前を守れたのにって…」



航は歯噛みして、俯いた。



「ずっと、お前が傷付いてたの解ってたのに、俺は、何も、出来無くて…。

統司から、お前が多重人格者かもって聞かされた時も、俺は、お前にそれを聞く事さえ出来無くて…」



航くん…。



「ふん。航にしては、落ち着いて話しているな」



…メイル。

黙って。