「いっくん!」
「はぐれないためだ」
本当はウソ。
ただ、まおと手を繋ぎたかっただけ。
でも、こんな事はまおには言わない。
もっと、ふさわしいような場所でなくては意味がないからな。
「ここら辺でいいか?」
「うん、いいよ」
人が多いのはしょうがない。
俺たちは空いているような所を見つけ、そこで立ち止まった。
――― あ、手が放れた。
しょうがないよな。
なんせ、まおはこれから『かき氷』食うんだ。
片手が使えなかったら食べずらいもんな……
「いっくん、イチゴおいしっ」
「よかったな」
短い時間だったけど……
なんか、よかったな。
やっぱり小さいまおの手。以外と細かった指。
まおも、女の子なんだな。
「ブルーハワイ、食うか?」
「食べるー!」
「はぐれないためだ」
本当はウソ。
ただ、まおと手を繋ぎたかっただけ。
でも、こんな事はまおには言わない。
もっと、ふさわしいような場所でなくては意味がないからな。
「ここら辺でいいか?」
「うん、いいよ」
人が多いのはしょうがない。
俺たちは空いているような所を見つけ、そこで立ち止まった。
――― あ、手が放れた。
しょうがないよな。
なんせ、まおはこれから『かき氷』食うんだ。
片手が使えなかったら食べずらいもんな……
「いっくん、イチゴおいしっ」
「よかったな」
短い時間だったけど……
なんか、よかったな。
やっぱり小さいまおの手。以外と細かった指。
まおも、女の子なんだな。
「ブルーハワイ、食うか?」
「食べるー!」