お前、何やってんだよ!
自分がやっている事を分かっているのか?
こっちなんて、心臓が爆発しそうなんだからな!
「ま、まお?」
「いっくんが遅いから連れていってあげる」
『連れていってあげる』じゃないから!
どーして、手なんて繋いでいるだ?
繋いでいる…… と、言うより。
……… 掴んでいる。
こう言った方が正しい。
俺がただ、引っ張られるって…… どーよ?
……… 納得しねー。
「急ぐなって!」
強くまおの手を握り返した。
どうも俺は、まおの背中を追いかけるのが嫌いらしい。
ゆっくり、力を弛めた。
ただ、手を重ねるのでは無く。
まおの指、一本一本に隙間無く手を重ねた。
別に、今日くらい…… いいよな?
知っているやつなんて誰一人といない、この空間。
まおと手を繋いでいるのを見ているのは、星と月と花火だけ……
自分がやっている事を分かっているのか?
こっちなんて、心臓が爆発しそうなんだからな!
「ま、まお?」
「いっくんが遅いから連れていってあげる」
『連れていってあげる』じゃないから!
どーして、手なんて繋いでいるだ?
繋いでいる…… と、言うより。
……… 掴んでいる。
こう言った方が正しい。
俺がただ、引っ張られるって…… どーよ?
……… 納得しねー。
「急ぐなって!」
強くまおの手を握り返した。
どうも俺は、まおの背中を追いかけるのが嫌いらしい。
ゆっくり、力を弛めた。
ただ、手を重ねるのでは無く。
まおの指、一本一本に隙間無く手を重ねた。
別に、今日くらい…… いいよな?
知っているやつなんて誰一人といない、この空間。
まおと手を繋いでいるのを見ているのは、星と月と花火だけ……