「あっ、理央ちゃんたち帰ってきている!」
…… みたいだな。
理央ちゃんの部屋が窓が開いているみたいだし。
「今日はありがと」
「別に気にしてねーよ」
こっちも一日中まおと過ごせて楽しかったし。
こうやって過ごしたのって春に行った、映画以来じゃないか?
あれは半ば強制的にだったけど。
あれはあれで楽しんでいたっぽいし…… 良かったな。
「じゃあ、バイバイ」
「じゃあな」
まおがスカートを翻して、玄関の方へ駆け出した。
「――― まおっ!」
後ろ姿を見送るハズだったのに……
まおを呼んでしまった。
「今度のさ、花火大会あるじゃん。
あれ、行かないか?」
――― 花火大会。
誘うか迷っていたけど…… なんだか、このまま別れるのがイヤで。
口が勝手に動き出してしまった。
…… みたいだな。
理央ちゃんの部屋が窓が開いているみたいだし。
「今日はありがと」
「別に気にしてねーよ」
こっちも一日中まおと過ごせて楽しかったし。
こうやって過ごしたのって春に行った、映画以来じゃないか?
あれは半ば強制的にだったけど。
あれはあれで楽しんでいたっぽいし…… 良かったな。
「じゃあ、バイバイ」
「じゃあな」
まおがスカートを翻して、玄関の方へ駆け出した。
「――― まおっ!」
後ろ姿を見送るハズだったのに……
まおを呼んでしまった。
「今度のさ、花火大会あるじゃん。
あれ、行かないか?」
――― 花火大会。
誘うか迷っていたけど…… なんだか、このまま別れるのがイヤで。
口が勝手に動き出してしまった。



