あれっ…… でも、あの時貰ったのはまおだけであって。 俺は貰っていない。
だから、その匂いを嗅ぐ事は無いはずだ。
じゃあ、一体どこで……
「いっくん家にもこれと同じシャンプーあったよね」
「……… 俺んち?」
ちょっと待て!
そんなシャンプーあるの、俺は知らないから。
毎日、自分ちの風呂を使っている俺でさえ気付いていないことを。
昨日、一回使ったまおがどうして知っているんだ?
「ゴミ箱にこの詰め替えのゴミが捨ててあったから知ったの。
おばさんと同じシャンプー使っているんだよ!」
母さんとか…… イヤだな。
この匂いはまおの匂いなのに。
母さんまで一緒だと…… あー、イヤだ、イヤだ。
母さん、早くシャンプー変えないかな……
「いっくん、そろそろ帰ろ?」
「あっ、そうだな」
そろそろ、後ろの『お姫さま』を送り届けるか。
グイッと、強く踏み込んだ。
だから、その匂いを嗅ぐ事は無いはずだ。
じゃあ、一体どこで……
「いっくん家にもこれと同じシャンプーあったよね」
「……… 俺んち?」
ちょっと待て!
そんなシャンプーあるの、俺は知らないから。
毎日、自分ちの風呂を使っている俺でさえ気付いていないことを。
昨日、一回使ったまおがどうして知っているんだ?
「ゴミ箱にこの詰め替えのゴミが捨ててあったから知ったの。
おばさんと同じシャンプー使っているんだよ!」
母さんとか…… イヤだな。
この匂いはまおの匂いなのに。
母さんまで一緒だと…… あー、イヤだ、イヤだ。
母さん、早くシャンプー変えないかな……
「いっくん、そろそろ帰ろ?」
「あっ、そうだな」
そろそろ、後ろの『お姫さま』を送り届けるか。
グイッと、強く踏み込んだ。



