「あーあ、まだ読みかけだったのにな」
「読むのが遅いから悪いんだよっ」
案の定、マンガを読んでいるまおを見つけてみれば…… 読みかけで。
半分以上も残っていた。
どんだけ読むのが遅いんだよッ!
終わるまで待っていたら理央ちゃんやおばさんが帰ってきてしまうから。
強制的にマンガは終わり。
少し、ふて腐れたような顔をしていたが…… シカト、と言うことで。
この後は、まおを家まで送り届けるだけ。
「じゃあ、まおん家に行くな」
「あっ、待って。
ここら辺に“ドラッグストア”あるよね? 少し寄ってもらえる?」
ドラッグストア?
そんなとこに何の用事があるんだ?
まあ、遠いわけでもないし……
連れていってやるか。
まおを後ろに乗せて、ペダルを強く踏み込んだ。
まだ、暑さを感じさせるような生温い風を切っていく。
「読むのが遅いから悪いんだよっ」
案の定、マンガを読んでいるまおを見つけてみれば…… 読みかけで。
半分以上も残っていた。
どんだけ読むのが遅いんだよッ!
終わるまで待っていたら理央ちゃんやおばさんが帰ってきてしまうから。
強制的にマンガは終わり。
少し、ふて腐れたような顔をしていたが…… シカト、と言うことで。
この後は、まおを家まで送り届けるだけ。
「じゃあ、まおん家に行くな」
「あっ、待って。
ここら辺に“ドラッグストア”あるよね? 少し寄ってもらえる?」
ドラッグストア?
そんなとこに何の用事があるんだ?
まあ、遠いわけでもないし……
連れていってやるか。
まおを後ろに乗せて、ペダルを強く踏み込んだ。
まだ、暑さを感じさせるような生温い風を切っていく。