つーか、普段ならまおの方が起きるのは遅いし。
俺はまお程、朝は弱くない。
「まおちゃん、スイカとメロンがあるんだけど……。 どっちが食べたい?」
「えっ! いいんですか?」
スイカとメロンねー。
それってこの間、母さんの実家から送られてきたやつじゃん。
俺的にはスイカがいいな。
「んー、じゃあ……」
まお“スイカ”って言え。 “スイカ”って言うんだ。
俺はトーストにかじりつきながら“スイカ”と視線を送った。
「いっくんはどっちがいい?」
「ん、俺?」
まさか、俺に聞いてくるなんて思ってもいなかった。
「樹は“メロン”好きだよな」
ちょっと待て、クソジジイ!
何、勝手に俺を“メロン好き”って印象をまおに与えているんだよ。
俺がメロンよりスイカの方が好きだって、ガキの頃から知ってんだろうが!
だから“クソジジイ”って言われるんだよ。
クソジジイ!
俺はまお程、朝は弱くない。
「まおちゃん、スイカとメロンがあるんだけど……。 どっちが食べたい?」
「えっ! いいんですか?」
スイカとメロンねー。
それってこの間、母さんの実家から送られてきたやつじゃん。
俺的にはスイカがいいな。
「んー、じゃあ……」
まお“スイカ”って言え。 “スイカ”って言うんだ。
俺はトーストにかじりつきながら“スイカ”と視線を送った。
「いっくんはどっちがいい?」
「ん、俺?」
まさか、俺に聞いてくるなんて思ってもいなかった。
「樹は“メロン”好きだよな」
ちょっと待て、クソジジイ!
何、勝手に俺を“メロン好き”って印象をまおに与えているんだよ。
俺がメロンよりスイカの方が好きだって、ガキの頃から知ってんだろうが!
だから“クソジジイ”って言われるんだよ。
クソジジイ!



