ぼくらのあした

そう適当に流しながすと、風馬があからさまに不満の表情を浮かべる。


「じゃあちょっと打ち合うだけで良いっすから!!」

「ダメだ。お前本気になるだろ」

「それに悪いが、悠斗は俺が調整に使わせてもらうからな」


そう良いながらニヤリと笑った慎が、俺の肩に手を回す。

負けじと風馬も俺の手を引っ張り返し、思わず「勘弁してくれ」と呟く。


「あいっかわらず大人気だねぇ、うちの部長さんは」


そう言って入ってきた目立つ赤メッシュの入った男が2年の天道翔太。

その後ろから入ってきたのが赤羽わたる。

うちのNo.1ダブルスです。